愛に命を語りましょう~I may tell~
「もう一度、座ってください」

桃色髪の男は息をつくと座り直す。



「そうだ、自己紹介しよう。
ピンク髪は西斗。
黒髪は凱」
「ピンクがウザイと、覚えればわかりやすいだろう」
確かに。
思わず頷いてしまった首を横に振る。
本人は凱を睨んでいるので気づかなかったみたい。

「何処からいらっしゃったんですか?」

「記憶……へぶっ!」

突然、凱が横殴りしたので西斗は床に転げ回り、悶えていた。

「騎士だ」
「そうなんですか…」

あまり深入りしない方がいいのかも。
これ以上、西斗さん怪我させる訳にはいかないからね。

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