眠り王子×無関心姫②【完結】
ぴしゃん。
ドアが閉まって、二人がカツカツと歩いて行った。
はあ……。
なんだか、疲れた。
『ごめんなさいね、ヨーキ。』
『ううん。謝らないで下さい。』
確かに舞憂が倒れたのは、勝手にお見合い決められて疲れたせいかもしれないけど。
もう、終わったんでしょ?
舞憂が目を覚ましても大きな問題はないはず。
『相手の人とは、もう何もないんですよね?』
『…連絡も着かないのよ。謝罪の電話も、アポもとれないの。
終わったんだったらいいのだけど。
舞憂に何か被害がでないかどうかが心配だわ…』
連絡が着かないって…
それじゃあ、終わったかどうか…
『お断りは、したの。舞憂が倒れてすぐに。それ以来の連絡が着かないのよ。』
そ、そうなんだ…