チャリパイ14~最後のサムライ!



「タコヤキ?そんな名前の花があるのですか?」


「花の名前じゃ無いわよっ!
私はお腹が空いてるって言ってるの!」


前にも書いたが、子豚が苛ついている時は、大抵お腹が空いている時である。


「なるほど、それは気が付きませんで……では、早速下の者に何か食べる物を用意させましょう♪
サソリの唐揚げなんていかがです?」


「誰がサソリなんて食うかボケッ!」


軍部の最高指導者に対して遠慮なく罵声を浴びせる子豚。ブタフィに向かって、手近な物を投げつけようとする子豚の様子を見るや否や、ブタフィは逃げるようにして部屋を出ていった。


「ふぅ……なかなか手強い娘だ……こちらがおだてても図に乗るばかりだな……これは、少しやり方を変える必要がありそうだ」


ブタフィがいなくなってからも、子豚のイライラは収まらない。


「まったく、あのブタフィって腹が立つわ!今度来たら、これでぶっ叩いてやる!」


そんな子豚が手にしていたのは、部屋の本棚にあった分厚い百科事典だった。


すると、暫くして再び部屋のドアが開いた。



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