ゆびきり
廊下中に藍ちゃんの声が響く
「たっちゃん?ねぇたっちゃんってば」
何度も何度も
僕は上靴のまま裏庭に出て止まった
今僕の中に芽生えた感情にはまだ気付かないままで
「藍ちゃん、僕付き合うとかまだよくわからない。」
気持ちをぶつけた
「たっちゃん。」
藍ちゃんは
うつむき足元をみる
「でも…藍ちゃんが…好きだし、誰かにとられるのは嫌なんだ。」
そこまで言った時
藍ちゃんがプッと噴出した
「今日のたっちゃんは藍みたい。」
「それってわがままってこと?」
「ひどーい!」
藍ちゃんは
僕の頭を軽く叩いた
「たっちゃん?ねぇたっちゃんってば」
何度も何度も
僕は上靴のまま裏庭に出て止まった
今僕の中に芽生えた感情にはまだ気付かないままで
「藍ちゃん、僕付き合うとかまだよくわからない。」
気持ちをぶつけた
「たっちゃん。」
藍ちゃんは
うつむき足元をみる
「でも…藍ちゃんが…好きだし、誰かにとられるのは嫌なんだ。」
そこまで言った時
藍ちゃんがプッと噴出した
「今日のたっちゃんは藍みたい。」
「それってわがままってこと?」
「ひどーい!」
藍ちゃんは
僕の頭を軽く叩いた