君と私!!


「よしっ!!
 ほら…
 ついたぁ!!」

「うん…
 
 ありがとぉ!!」

「あららぁ!!
 渡部さん、ひどい怪我!!

 大丈夫??」
「はい!
 國政がここまで運んでくれたからぁ~」
「こいつ、この怪我で一位だったんですよ!!」

「すごいねぇ~。」


 隆吾サイド

見るからに痛そう…

こんな怪我で…
約束守ってくれたんだなぁ…

 俺も…

頑張らんとなぁ…

「俺…
 次の400メートル走…
 絶対一位とるけん!!」
「えぇ??
 無理でしょぉ~(笑))」

……無理だけど…

たしかに無理だけど…

「渡部だって…
 一時は誰もが一位は無理だろぉって
 思ったけど…
 一位だっただろ???

 だったら、俺だって…」

「分った。
 信じるね!
 國政が絶対にあのゴールテープ切るんでしょ??」

「あぁ!!」
「また約束だねぇ~///」

俺は、そっと…
差しのべられた渡部の小指に
自分の小指を絡めた。

「がんばってね!!!

 死ぬ気で応援する!!
 だから…
 死ぬ気で走ってね!!」

「おぉ。
 しっかり見とけよ!!」


俺は、入場門へ
予備整列に行った。
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