マジカル☆ジュエルス
そこには小梅と誰かがいた。
ベッドに横たわっている女性だ。
その人は、小梅と同じ紫色のロングヘアの
女性である。ということは…。
「平岸さんのお母さんなのかな?」
ひかりは小声で言う。
でも母親にしては何とも美人だ。
しかも容姿が小梅に似ている。
さすが親子だ。
彼女は自分の母親のお見舞いにここまで
やって来たのだ。なんて母親思いな
娘なのだろうか。
そしてもう一つ気づいたことがある。
小梅の表情が明るいのだ。
学校では見せてくれない素敵な笑顔を
している。
母親の前ではそうなのかもしれない。
「そういうことね。
何となく納得したわね、ひかり」
「うん。でも私たちにもこんな姿
見させてほしいな」
もしかしたら彼女は周りの事には
無関心なのかもしれない。
つまり、自分の家族にしか
心を開けないということなのであろうか。
そうわかると、ますます難しくなってくる。
でもひかりは何としてでも彼女を
戦士にしてあげたい。
きっと本当の彼女が現れると思うから。
「ひかり!こっちに来るわよ!」
「え!?」
小梅がそろそろお帰りのようだ。
ひかりとセイラは慌てて物陰に隠れる。