恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜
「キス………したいならすれば良いよ」



「……」



純は押し黙る。
そしてちえりの言葉を待った。




「純ちゃんはキス……したいんでしょ?

だったらすれば良いよ。」




そういった彼女の目は、凄く………暗くて。


良くわからない。





「はぁ…」



純は一つ、またため息を吐く。




彼女は、全然皆の思う以上に“お子様”だ。


でも……“お子様”でいたい、大人な女の子なんだよ。




「……僕、ちえの嫌がることはしないよ。


………できないよ」




お子様と

お子様でいたかった女の子。

それゆえ…普通の女の子になりたかった、ちえり。




もう僕は



答えを知っている。
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