恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜

優しさと傷跡と

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もう辺りは夜になっていた。



あたしは一人寂しく夜の道を通る。




………今のあたしには、ピッタリ。



そう皮肉に笑う苦笑がやまない。


あたしは今日のことを思い返しながら
そっ、と唇に手を触れる。




………あたし、先輩にキス、されたんだよね…………？




いつもの先輩じゃない表情。

噛み付くような、キス。




そのふいんきに一瞬溺れてしまおうか、と考えてしまった自身がいた。




「あたし、最低」


はっ、と鼻で自分を馬鹿にしてみる。