−*初カレ*−
心が綺麗で純粋




ちょっと我が儘でやんちゃな子猫




可愛くて、格好良くて、たまに大人な顔をする




私を好きになってくれた大事な大事な義弟…。






ゴンドラが下にたどり着き、李苑がドアを開けた。




「帰りますか、お姫様。」


李苑は姫華に手を差し出した。




『うんっ!』


姫華は笑顔で返事をし、李苑の手をとった。




私達はお土産を沢山買い、遊園地を出た。








帰り道、私達は手を繋ぎ歩いていた。




「あれ?姫華?」


声がした方を振り向くと、そこには優哉がいた。




『優哉くん?』


優哉はランニング中だったのか、ジャージを着ていて息が上がっていた。




優哉の視線は姫華の隣にいる李苑に向いた。




「……誰?」


「……。」


李苑は無意識に優哉を睨みつけていた。




『あっ、私の義弟の李苑だよ♪コチラは私の彼氏の優哉くん。』


私は2人をお互い紹介した。
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