天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「“どうしてこんな素敵な人が、痴漢なんかするんだろう。もしかすると、私に興味を持ってくれたのかな”って思っちゃって、翔平さんの事、憎み切れなかったんです」
と言って、麻衣ちゃんはポッと頬を染めた。
「え? あ……それは微妙だなあ」
「微妙、ですか?」
「うん。俺的には麻衣ちゃんに嫌われなくてよかったけど、痴漢に対してそんな甘い事じゃダメだと思うよ。男の俺が言うのもなんだけど、痴漢は卑劣な行為なんだから、許しちゃダメなんだ。例えどんな男でもね」
と言って、麻衣ちゃんはポッと頬を染めた。
「え? あ……それは微妙だなあ」
「微妙、ですか?」
「うん。俺的には麻衣ちゃんに嫌われなくてよかったけど、痴漢に対してそんな甘い事じゃダメだと思うよ。男の俺が言うのもなんだけど、痴漢は卑劣な行為なんだから、許しちゃダメなんだ。例えどんな男でもね」