天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
「中島君……」


片桐チーフは俺の席まで来て、内緒話をするかのように、屈んで俺に顔を近付けて来た。


少しキツめの香水の匂いがし、ボタンを何個も外したブラウスの胸元からは、ふくよかな胸の谷間が覗いていて、俺は目のやり場に困ってしまった。


「涼みに行かない?」


「あ、はい」


俺は特に忙しいわけでもなかったので、躊躇する事なく誘いに応じていた。


片桐チーフに付いて行くと、俺達は社屋を出て、隣のビルに入って行った。

そして、俺は入った事のない喫茶店へと入って行った。


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