天然男の恋愛事情〜オフィスは恋の花盛り〜
そこは冷房がよく効いていて、片桐チーフはホットを、俺はアイスのコーヒーを注文した。


それらが運ばれて来た頃には、すっかり体が冷えていて、俺も片桐チーフと同じく、ホットを頼めばよかったなと後悔をした。


「ここは涼しいわね?」


「ですね。ちょっと寒いぐらいですね?」


「そうね」


片桐チーフは頬杖をつき、微笑みながら俺を見ている。

あれ?

今の片桐チーフ、随分機嫌が良さそうだなあ。


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