一番近くの君へ。
「う、あっ!」
「おい!?」
嫌だよ、孝ちゃんの前で派手に転けるなんて!!
またイジワル言われちゃうもん!!
一応、あたしは目を閉じたけど…
あれ?
全く痛くない??
そっとあたしは目を開けてみる…
「こ、孝ちゃん!?」
あたしの下敷きになってる孝ちゃんが目の前にいて…
「痛い…」
「だ、大丈夫?」
「痛いっつてんだろ。」
孝ちゃんとぱっと至近距離で目があってドキンとした。
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