やっぱり…


「先輩ごめんなさい…キャンプファイヤー」


この学校のキャンプファイヤーは


ちょっとした名物なんだ


毎年点火の仕方がこってるんだ


それに


好きな人と一緒に点火すると


『幸せになれる』と


言われている火文字もある。


だから…


『いいの。いいの。元はといえばうちの優樹哉が悪いんだし!』


「ほんと、ごめんなさい。」


『謝らないで!わたしも過去に同じような経験があるから気持ちわかるから。』


夢優&美夏 「『えっ。』」


『うん。わたしも和也に助けられたんだよ。』


「そうなんですか?」


『助けられた直後は和也にも冷たく当たっちゃったけど…』


「わたしもです。男性が怖くなっちゃって。どうしよう…」


『大丈夫だよ心配しなくて!和也はわかってくれてるから。わたし助けにきてくれたときおもいっきり押しのけて立ち去ろうとしたら「ごめん。男に傷つけられたのに男を信じられるわけないよな」っていいながらハンカチをだしてくれた。その時の目の真剣さは本物だと思った。だから和也を信用できたんだ。和也はわかってくれてるから今も心配で仕方ないはずなのにここには顔をださないんだと思うよ。』


「美夏の彼氏は本物の男だね」


春 『ほんとだよ。今わたしが彼氏と笑っていられるのも和也があの日助けてくれたからだよ。』


美夏 『なんだか照れ臭いよ///』


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