やっぱり…


一歩一歩歩きだしたわたし


緊張でがっちがちに固まっているわたし


目の前に転がり落ちた鉛筆に躓きそうになるわたし


手の平にたくさんの汗


頑張って平常心を装った。


「たったすく先生!」


『うん?どしたぁ?』


祐先生の優しい言葉に


少しだけ緊張がほぐれた。


「さっきの曲とってもよかったです!」


『お〜ありがとうな〜』


「感動して号泣しちゃいました…」


『そんなに!?ほんとありがとうな。』


「いいえ、こちらこそありがとうございました。」


そう言ったわたしはおもいっきり頭を下げた。


そしてその場を離れた。


.
< 97 / 124 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop