青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―
「中途半端、か。考えたことも無かったなぁ。
今までこれで突き通してたから…、確かに言われてみれば半端かも、俺」
ある時はクラスの日陰キャラとして、またある時はクラスの(悪い意味で)日向キャラとして、今日まで何気なく過ごしてきたけど、改めて思えば俺って半端だよな。
不良かって聞かれたら、そうには見えないだろ? って返答するし、地味くんかって聞かれたら、不良と絡んでるんだけど…と答えを返すし。
だから俺って仲間内からは“地味不良”って言われてるんだけど、うーん、半端だよな。
立ち位置的に超中途半端。
半端だから環境の変化に居心地が悪いって思うのかも。
いっそ、ヨウ達みたいにどどーんっとででーんっと不良になっちまったら人の目も気にならなくなるかもなぁ。
あー頭がグチャグチャしてきた!
やめだやめ、考えるだけ損な気がしてきた!
俺の名前を悪用してる奴がいるのは頂けないけど…、丁度昼飯時、腹も減ってきたことだし、考えるのはやめて皆のところに行こう。
たむろ場に皆、集まってる筈だよな。
俺等の指すたむろ場って二箇所あるんだけど、今日は確かスーパー近くの倉庫裏に集合って言ってた筈。
俺は愛チャリを取りに行くと、いざたむろ場へ。
ペダルを踏んで、真っ向から吹く風を頬で感じながら俺は正門を目指す。
皆と話せば少しは鬱々とした気持ちが晴れてくれる筈だよな。
正門を潜った俺はそのまま右にハンドルを、っとぉおおおお?!