青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―
キキィイイ―――!!
俺は慌てて急ブレーキを掛けた。
甲高い自転車の悲鳴が上がったけど、それ以上に俺の方が素っ頓狂な悲鳴を上げちまう。
だって、正門前に立っていたのは大人しそうな他校の女子生徒さん。
俺等の学校がブレザーに対して、向こうはセーラー服を身に纏っている。
「遅いですよ。ケイさん」
ちょこんとそこに立って、モジモジと指遊びをしている彼女こそ、俺のカノジョだったりするわけです。はい。
超可愛いです。
失礼ながら一般論から述べたら、俺と同類のジミニャーノで並の立ち位置にいるのですが、俺のカノジョは超可愛いです。
何度だって惚気ちまうほど、可愛い…じゃねえ!
サプライズに俺は目を白黒させた。
「なんで此処に」キョドる俺に、
「メールしましたもん」ココロはぶうーっと唇を尖らせる。
え゛? 嘘!
俺はブレザーのポケットに手を突っ込んで、恐る恐る携帯を開く。
新着メールが一件…、中身を開けばっ、ああっ…ココロから来てる。
『正門前で待ってます』
ってメールがっ、サイレントにしてるから気付かなかったっ。
うわぁああああ、これも前橋のせいだー!
お前のせいでカノジョのメール気付けなかったじゃんかよー!
八つ当たり?
ベラボウのドチクショウ、八つ当たり上等でい!