青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―
だああああっ、もう、メンドクサッ…(偽)田山圭太さん!
んでもって俺自身も、結構メンドクサイ性格をしてるわけで?
実は負けず嫌いな性格をしているわけで?
二度も三度も四度も五度も、身に覚えのない反省文を書くほどお人好しでもないんで?
噂で済んでそれに堪えるならまだしも、これ以上容疑をふっ掛けられるのは黙っちゃられないんですよ。
どんどんエスカレートしていきそうだしっ、最悪退学させられそうなイヤーン事件を起こしそうな気がして気がして。
ははっ、まったく、俺、アンチファンに愛され過ぎだろ?
どっこのどなた様に名前を悪用されているのか存じ上げませんが?
俺や被害者、間接的にヨウ達に迷惑を掛けたそのツケは払ってもらわないとならんでしょーよ。
俺は一息つくとビリバリバリ―、おもむろに手に持っていた反省文を半分に裂いた。
さよなら、俺の一時間費やした反省文。マジで時間の無駄だったよ。嗚呼無常。
近所にいた教師や生徒の眼が突き刺さってくるけど、俺は気にせずグシャグシャに紙切れと化した反省文を丸め込んで近くの屑篭に放り込んだ。
んで、俺は前橋に言うんだ。
「前橋先生。やっぱり前言撤回します。謝罪も撤回します。俺、やってません。勿論ヨウ達もやってませんので。それでは、失礼します」
軽く頭を下げて、俺はさっさと職員室を退散。
「あ、こら田山!」
まだ俺は何も言ってないだろうが、前橋の声を総無視して職員室を出た俺は人気の無い廊下まで歩いた。
「ふーっ」大きく息を吐いた後、十二分に人気が無いことを確認すると、俺は廊下の壁際に寄り掛かって「ありえねぇ!」ついつい頭を抱えてしゃがみ込む。