青騒のフォトグラフ Vol.2 ―夜嵐の不良狩り―


「手っ取り早い方法は女装だ! ある程度、手腕のある野郎共がやれば万事丸く収まる。てことで、ワタル。タコ沢。テメェ等の出番だぜ!」

「ゲッ、なんで僕ちゃーん?!」

「くらぁあ荒川! なんっで俺もなんだゴラァア!」
 
 
「お前等なら好きそうじゃねえか。

ワタル、その暑そうな長髪が発揮する日が来たぜ!
ヘアピンとか使ってる時もあるだろ? 女装もお手の物じゃねえか。

タコ沢もー……、……、ちっとごつい女になりそうだけど悪くはねぇと思うぞ」

 
嘘つけ!
お前はウケたいだけだろ!

ワタルさんもタコ沢も女装するには無理がある体格だって! できることなら俺も腹を抱えて笑いたいけど!

口を揃えて大反対だと言うチームメートに、「リーダー命令だ」お前等、女装をやれ。今すぐやれ! 横暴な命令を出すヨウ。

だったらとワタルさんが、

「ヨウちゃーんもやってよねん!」

顔が整っているんだからリーダーは当然女装メンバーに入るべきだと痛いところをついた。


途端にヨウは、


「俺は駄目だ。だってリーダーだから。命令する権利はあっても、やることは駄目なんだ」


意味不明な弁解を始める。
要約すると自分はしたくないらしい。

言いだしっぺのくせにずっりぃ!


ちっとも納得していないワタルさんは自分よりも、もっと華奢な痩せがやるべきだとメンバーに視線を流す。


「モトちゃーんとか!」

「ゲッ。お、オレ、喧嘩弱いですよ!」


モトは弱い発言をして戦闘から離脱した!

ご尤も、矢島相手じゃモトは歯が立たないだろう。当然俺やハジメは無理なんだぜ! ザ・非力ボーイ!


「シズちゃーん!」

「副リーダー…、だから駄目なんだ」


シズはリーダーと同じ弁解をして戦闘から離脱した!
リーダー共々イミフー!


「キヨタちゃーんとかイケるっしょ! チビだし!」

「うぇええっ、俺っち切り札じゃないんっスかぁああ?! チビは余計っスよ!」
 

キヨタは切り札を立てに戦闘から離脱した!
確かにさっきの切り札発言はいずこなんでっしゃろう。


「んじゃあ。んじゃあ。より完璧な女装ができそうで尚且つ手腕があるメンバーって言ったら君しかいないぴゅー!」


ビシッとワタルさんが指差した先にいるメンバーに俺は青褪める。

ちょ、ワタルさん。貴方、誰を指しているか分かっています?

確かに手腕はあるよ。
めっちゃ強いよ。

だけど女装という面ではどうだろう?

だってその方は女装じゃなくってまんまオン「うーちに女装しろってか?」


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