悪魔が笑うから


私は晴れて大満足♪

でも・・・


「ごめんっ!!」


一気に十冊も渡したせいで、長谷川くんの腕はプルプル・・・。

しかも、一冊が厚いんだよなぁ。

夢中すぎたかも・・・。



「いい。暇つぶしが増えた」

「でも・・・少し持つよ」

「いいんだって。これは俺の義務だ」


チク・・・


やっぱり、私が何を言っても何をしても、甘えてはくれないんだね。


やっぱりお勧めを教えて欲しいって言うのは奇跡の一言だったね。


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