Blue Sky
誰か助けて
その日も誰からも相手にされず、無視され続けた。
あるときは、集団リンチにあい、顔や体に痣をつくり、あるときは、靴を隠され裸足で帰った。
先生にも相談していたが、何も対策をしてくれなかった。

毎日が惨めで、孤独だった。
この世界にたった一人。
誰にも理解されず、相手にされず、いじめられ続けた。
自殺しようとしたこともあったが、命を絶つだけの勇気もなかった。
私はよく、人気のない公園のベンチで泣いた。
花を見ても綺麗だなんて思えず、恨めしいほどだった。
空はただ蒼すぎるとしか思わなかった。
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