必死こいて桜姫やってやんよ!






「…あたし、今から買ってく…
「ダメに決まってんだろ」




…即答で却下された。




「お前、追われてんだろが」


「あ……」


「な、だから下の奴等に行かせるから待ってろ」




俺も食いたいし。


小さな呟きと優しさが耳元で聞こえた。



…でもあんたさっき高羅に我慢しろって言ってなかったっけ。



心でそう突っ込むも、その優しさに免じて大人しくしてよう。





「つーかさ、鬼神どーすんだよ?」


「せや、そう言う話やったわ」




おぃその話結構重要じゃん?


忘れちゃアカンでしょ。

オニギリに負けちゃアカンでしょ。



そう言ったら




「お前に言われたくねぇよ」




と鋭く突っ込むスイ。



ネネネは50のダメージを受けた!

スイの攻撃力が10上がった!

とRPGゲーム的に表現できそう。



そんなあたしを余所(よそ)に話は進んで行く。




「弱小んとこだから今まで通り放っといてもいんだけど…」


「ねねに手ぇ出そうとしたんだからそれなりにボコる」






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