必死こいて桜姫やってやんよ!
「―…コレとかは…」
「あ、それも出来る!」
「マジッスか!
姐さんスゲー!!」
「手ェちっさい人の特権だしっ」
下に行くと暴走族恒例、単車弄りをしていた皆様。
とはいってもだいたいの人数は憂依達と行ったから20ちょっとしかいないですが。
その中でも一際目立つミルクティー色の元へ行くと、ベタに顔が黒く汚れていた。
コイツさっきの汗だく状態といい、マジでベタ。
ベタ人間か、ってくらいベタ。
まぁ可愛いけど。
話を聞くと奥に部品がいってしまって取れないらしい。
やったげるよ、と言うが早く部品を取り、多分ここに付けるのだろう所に付けた。
そして冒頭に戻るのだ。
最初は姐さんにやらせる訳には、と渋っていたケイも最終的には喜んであたしの作業を見ている。
あたしの着ているスウェットはもうヨレヨレのドロドロだ。