If〜桜龍の彼等〜【完】
裏門あたりまで来た時−−


「わりぃ。俺ちょっと用事あるから先に行っててくれ」


「え?あ、わかった…」


タクトの様子が変だなと感じながらも、私はバイクから下りて1人歩いて校門をくぐった


教室に入るとクラスの人達が一斉に私を見る


「大人しそうな顔してさ、やる事卑怯だよね〜」


「本当本当。

桜龍の事知らないなんて言っちゃってさ、結局タクトくん目当てなんじゃん」


「しかもいろんな男とヤリまくってんでしょ?サイテーだし」


「あんな女に騙されるなんてね。

本当タクトくんって見る目ないよね」


やっぱりクラスの子達にも噂は広まってたんだ…



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