If〜桜龍の彼等〜【完】
「そんな事ねぇよ」


「そんな事あるよ」


「お前…いや、何でもねぇ」


言いかけて止めた俺にルナが突っ掛かってきた


「何?言いかけたなら言ってよ」


「お前、昨日体調悪かったって?」


「え?あぁ…うん…」


「1人で帰ったのか?」


「…うん」


淡い期待を持っていたけど、やっぱり本当の事は話してくれないんだな…−−


「そうか。これからは俺が送ってやる。

体調悪いのに危ないだろ」


「そうだね…」


それ以上ルナと話す事はなかった−−



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