If〜桜龍の彼等〜【完】
「ルナ、おいで」


そんな時、いつもタクトは私を優しい声で呼ぶの

不安な時、寂しい時、いつもタクトはテレパシーのように私の気持ちをわかってくれる


「俺にはルナだけだからな」


いつもこうやって私の中にある不安を取り除いてくれるの

何度不安になっても…タクトはすぐにその不安を私の中から追い出してくれる

だから私はいつもタクトに笑顔を向けられる


「タクト、ありがとう」


そしてまたタクトを好きになるの


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