If〜桜龍の彼等〜【完】
タクトSide

「お待たせ」


そう言いながら更衣室から出てきたルナを見て全身に衝撃が走った

「タクト…?」


ビキニ…
しかもピンクのフリルに黒色の大きなハートがあるビキニ

似合いすぎだろ…


「どうしたの…?」

「ルナ、これ着ろ」

俺は自分が着ていたパーカーを脱いで差し出した


こんな姿、他の誰にも見せたくねぇ

嫉妬でどうにかなっちまいそうだ…


「え?何で?」

何でって…そんな事言えるかよ…

「いいから着てろ」

そう言うと素直に受け取りパーカーを羽織るルナ

「ちゃんとチャックもしろよ」

「え……わかった…」

俺の服はルナには大きく水着は全く見えなくなった


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