If〜桜龍の彼等〜【完】
「ルナ…

俺にはルナだけなんだよ。

だけど…ルナがわからねぇ…。

ルナが何を思ってるのか…

何で泣いたのか…

俺にはわからねぇんだ…」


「私だってわからないよ…

タクトが何を考えてるのかわからないっ…」

「どういう意味だ?」


「タクトは口で言う程、私の事が好きじゃないんだよっ…」

「は?」


違う…

こんな事が言いたいわけじゃない…


それなのに…

溢れ出した気持ちを止める事が出来ない


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