If〜桜龍の彼等〜【完】
「わかった…」

「ルナっ?!」

「スイ、仕方ないんだよ。

私は…タクトの…桜龍総長の彼女だから…」

「だからって…」

「ルナ…本当にごめんな…」


本当はそんな事思ってない…

どんな理由であったとしても、他の子とキスするなんて堪えられない

胸が苦しくて、痛くて、逃げ出したくて…

そんな条件のまないでって言いたい

ナツがいなくたって私の事守ってよ

いつもみたいに“守ってやる”って言ってよ…

今の私は…タクトを困らせないためにいい子のフリしてるだけなんだから

本当はそんなに物分かりのいい子なんかじゃないんだから…


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