If〜桜龍の彼等〜【完】
ピピピ−−−

ちょうどその時、若宮さんの携帯が鳴った

「俺だ。

え、あぁ。

そこでいい。わかった」

これで会話が成り立ってるのか不思議だな−−

そんな呑気な事を思っていると「あいつが来たぞ」と言われた

「え…ほんとうに…?タクトが…?」

「あぁ。これ食べたら行くぞ」

「はぃ…」

まさか本当に来てくれるなんて…

でも何だか不安…

殴ったりするのかな…

大丈夫なのかな…


そしてご飯を食べ終えた若宮さんと共に何処かへ向かう−−

不安と緊張で私の心臓は既に鼓動が速くなっていた


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