If〜桜龍の彼等〜【完】
「なのに…

どうして来てくれなかったのっ?!

約束したのに…どうして?

ずっと待ってたのに。

ずっと信じてたのに。

何でナツといたの?!

何で私よりナツを選んだのよっ?!」

最後の方は叫び声のようになっていた

限界を超えた気持ちは一気に溢れ出した


「ごめん…。

そんなに苦しんでたなんて…

本当にごめん…。

でも、俺が好きなのはルナだけだ。

ルナと出会ってから、ルナ以外を女として見た事は1度もない」

タクトの言葉に胸が熱くなる

好きだから…

大好きだから…

タクトの言葉に一喜一憂してしまう


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