俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
すべすべの肌に指を滑らせて、その感触を楽しんでいると


加奈子は俺の腕から逃げようとした。


「どこに逃げるの」


「や…///だってご飯まだ途中だし作りに行かなきゃ」


「え~加奈子はご飯と俺とどっちが大事なんだよ~」


「ご、ご飯…!」


「はぁ~?」


バサッとタオルケットをならし俺は加奈子の上に覆い被さる。


「そんな淋しいこと言うのは、この口かぁ?」


「きゃ――!」


俺はわざと拗ねながら加奈子の両頬を片手でむにゅっと挟む。


「やめ―…///」


加奈子の顔はむにゅっとタコみたいな顔になった。


「ぷ…」


自分でそんな顔にさせておいてその顔のブサカワ具合に思わず笑ってしまう。


「!!っ///なに笑ってんの!」


加奈子は赤くなり俺の腕を払いのけた。


「くく…ゴメンゴメン」


俺は笑いながら加奈子にちゅっとキスをした。


「もう…ごまかさないで///」


俺の下でプイッと顔を背ける加奈子。


「や―ゴメンってば。だけど加奈子が可愛いんだもん」


俺は加奈子の耳をぱくりと食べた。


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