俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
「2週間ぶりだったのに…」


うなだれる俺に、加奈子は少し笑いながら言った。


「あはは。まぁ、また次の機会だね」


はぁ…?!


「本気で…?」


「え?だって仕方ないじゃん」


「…………」


俺はショックを受けた。


加奈子が全然悲しくなさそうな事に軽くショックを受けた。


「…約束したのに」


こうなるとつい俺も意地になる。


「30分だけでも良いじゃん。つか約束したじゃん」


俺は加奈子に近付くと、そのまま加奈子を押し倒した。


「え…だめだめ!途中でお父さん帰ってくるかもしれないじゃん」


「そしたら止めるし」


「や―――だ!」


「……………」


拒み続ける加奈子に俺は強行突破を決めた。


しかし、俺が顔を近付けると俺から顔を背ける加奈子。


さすがに傷付くし…


「なんでたよ…」


俺はずっと我慢してたのに。


俺は加奈子にこんなに触れたいのに。


加奈子はそうじゃないことが、悲しかった。


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