俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
俺はゆっくり加奈子の上からどくと加奈子の手を引いて起こしてやった。


そんな俺に加奈子は言う。


「ヒロキは…そんなにエッチがしたいの?」


「――は?」


俺が顔を上げると加奈子の目はいつの間にか少し潤んでいた。


「だって…進路の事よりエッチの事ばっかり気にしてるし」


「………!?」


なんでまた進路の話しが出てくんの?


俺の頭は軽く混乱した。


「てか…なにそれ本気で言ってる?」


俺が加奈子の体目的とでも言いたい訳?


「………」


「好きだから触りたくなんじゃん」


「…………」


「加奈子は違うの?」


「…………」


なんで何も言わねぇの?!


俺は加奈子の反応にめちゃくちゃ悲しくなった。


「あっそ…じゃあもう暗いから帰れよ」


なんだか好きなのは自分だけのような気がして


悲しい気持ちすら恥ずかしい気がして


全てを隠して俺は素っ気なくそう言った。


「帰っちゃって…いいの?」


そんな俺に加奈子は悲しい目を向けた。


てか…意味がわからない。


加奈子がそうしたいんだろ?


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