俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
そうそう…
「不安になるのは知識がついてる証だろ。頑張ってっから不安を感じんだよ」
いつもの無表情で、当たり前のようにそんな事を春馬は俺に言った。
今思えば―…
もしかしたらそれは、春馬自身が普段から自分に言い聞かせている言葉だったのかもしれないけど。
そして結局、俺は受験に合格した。
頑張りが良かったのか、元の頭が良かったのか。
「くく…」
普段無表情な春馬もあの時は嬉しそうだったな。
過去にふけりながらふと思う。
なんか俺って全然成長してないじゃん。
あの時は春馬の背中を追いかけて、
今は加奈子の背中を追いかけている。
結局俺の行動理由って、誰かと一緒にいたいからなんだよな。
そしてあの時も今も
俺の大切な人達は、こんな俺の背中を優しく押してくれている。
「不安になるのはそんだけ頑張ってるから…か。」
俺はいつの間にか頭に積もった雪を払うと予備校に戻った。
今はやれるだけ頑張るだけだ。
「不安になるのは知識がついてる証だろ。頑張ってっから不安を感じんだよ」
いつもの無表情で、当たり前のようにそんな事を春馬は俺に言った。
今思えば―…
もしかしたらそれは、春馬自身が普段から自分に言い聞かせている言葉だったのかもしれないけど。
そして結局、俺は受験に合格した。
頑張りが良かったのか、元の頭が良かったのか。
「くく…」
普段無表情な春馬もあの時は嬉しそうだったな。
過去にふけりながらふと思う。
なんか俺って全然成長してないじゃん。
あの時は春馬の背中を追いかけて、
今は加奈子の背中を追いかけている。
結局俺の行動理由って、誰かと一緒にいたいからなんだよな。
そしてあの時も今も
俺の大切な人達は、こんな俺の背中を優しく押してくれている。
「不安になるのはそんだけ頑張ってるから…か。」
俺はいつの間にか頭に積もった雪を払うと予備校に戻った。
今はやれるだけ頑張るだけだ。