俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~
「俺、今まですげぇ軽かったから信用しきれないかもしんねぇけど…」


「…………」


「加奈子ちゃんのこと絶対大事にすっから…」


「………ぐすっ」


「だから…俺といてよ。加奈子ちゃんに嫌われたら俺…死んじゃうよ」


そこまで言って俺は俯いた。


なんだか俺も泣きそうだし…


そんな俺を加奈子ちゃんは優しく抱きしめた。


「うぅ…私こそヒロキくんがいなきゃ駄目だよ。」


俺の首に腕を回して抱きついてくる加奈子ちゃん。


「好きすぎて信じられなかったの…ごめんね」



「………っ」


そんな加奈子ちゃんを俺も抱きしめかえそうとした。


だけど浮き輪が俺と加奈子ちゃんの体を阻む。


しかも

改めて考えると、ここはプールのど真ん中だ。


「加奈子ちゃん…ちょっとこっち」


「ふえ……?」


俺は泣き顔の加奈子ちゃんを
浮き輪ごと引っ張っると


奥の滝までやってきた。


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