悪魔なキミと愛契約【番外編】
――の、予定だったのに……
「あ~ん。
締め日のアホ~!! 毎月毎月どうしてこうも残業ばっかりなんだよ~!!」
定時どころか、2時間の残業。
外はもう暗くなり始めていて、会社に残っている人はたったの数人。
やっぱり、私には幸せは落ちてこないのね……
「はぁ~」
私は肩からずれ落ちそうなバッグを肩にかけ直し、重い足取りで階段を下りた。
「――あ、はい。
そうです。連絡が遅くなり申し訳ありませんでした。
はい、はい。では、よろしくお願いいたします。失礼致します」
最後の階段を下り終えたところで、男性の声が聞こえてきた。
ドアの上の方に書かれているのは『営業課』。
ドクン――っ
心臓が跳ねた。
今の声って……
もしかしてっ!!