悪魔なキミと愛契約【番外編】
一瞬にして、怒りが消え去った。
体中の全細胞が機能停止していく。
節電モードの私の体。
きっと、瞳の色とかもかすんでる。
静かに心臓が動いて。
課長と女性社員の会話を冷静に聞いて。
遠くから、課長の行動をただ眺めて。
嫉妬で、ドロドロしたものが体に流れているのに。
それでも、節電モードの私の体は動いてはくれなかった。
「明日、これ返すからね」
課長は、弁当箱の持ち主にそう言うと、私には目もくれずに去って行った。
課長の行動で、女性社員のテンションは最高潮。
私にもチャンスはあるんだ。
と、心を躍らせていた。