悪魔なキミと愛契約【番外編】


……あ。


私の知らない、課長の情報。


一つゲット。



「そういえば、課長はハーフだって噂がありますけど、どこの国なんですか?」


課長の隣に腰掛けながら聞いた。


課長は、お箸でおにぎりを一口大にして口の中へ。


「俺は、ハーフではない」


「え?そうなんですか?
少し日本人っぽい顔つきしてるから、私もてっきりハーフだと思っていました」


課長はまた、おにぎりを一口パクリ。


「まぁ、人それぞれだろ。
顔つきなんて」


「確かに」


さらに卵焼きもパクリ。


味、どうなんだろう。

さっきから感想も言わずに食べてるけど、ちゃんとおいしいのかな。


まぁ、“慰謝料払え”って言ってこないから、マズくはないよね。



「こういう弁当は初めてだな」


「……え?」


「庶民の弁当か。
 悪くないな」


庶民って……


「課長は普段自炊とかしてるんですか?」


「自炊?
おまえは、バカか。料理はシェフがやる」


シェ、シェフ!?




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