悪魔なキミと愛契約【番外編】
仕事を無理矢理見つけたりしなければ、本当に営業課に行くことはないんだな。
今更ながら思った。
同じ社内にいるのに、全く関わりがなくて。
嬉しい半面、ちょっと寂しくて。
課長の顔を見なければ、少しは辛い気持ちも半減されるかなと思ったけど。
会いたい気持ちは大きくなる一方。
仕事をしながら浮かんでくるのは、課長の冷たい表情。
私だけが知っている、課長の本性。
自惚れてたのは確か。
みんなの知らない課長の姿を知ってるから。
私にだけ、課長の素の姿を見せてくれてたから。
それが嬉しくて、勢いで行動して、振られて。
何やってんだよ、全く。
気持ちを言わずにいれば、今日も変わらずファンと戦っていたはずなのに。
もう、それすらもできないんだ……