手の届かない君へ〜レジスタンス瞑Side〜
後ろからアイツに向かって着ていたTシャツを放り込む。
一瞬、やじが止む。
邪魔してんじゃねー。
そんな視線が俺に向く。
が、俺だと分かるとまた一人また一人やじ馬がいなくなる。
「あんたらさ…楽しそうな事してんじゃん」
図体のでかい男の前に立ちはだかる。
「俺も交ぜてもらおうか……?楽しいことにさぁ」
俺より体格のいい男は、顔を引き攣らせながら後退していく。