手の届かない君へ〜レジスタンス瞑Side〜


「ちょっと、暝。いいの?」


「………、」


「おい、聞いてんの?」


「………、」


「くたばればいいのに」


「…埋めんぞ」



レオを連れてる事で普段の倍以上の視線を感じながら玄関まで行く。



もうレオを連れてくるのはやめよう。


周りがうざったくて仕方ない。






「ちょっと暝!!さっきの人」


レオの緊張した声にあの女のいた場所に目を向ければ、ケバい化粧をした女に髪を捕まれ引きずられている。




「…おい!レオ!!」



一心不乱にそれに目掛けて走り出したレオの後を追う。




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