俺様婚約者~お見合いからの始まり~
…わっ…。
ビックリした、あまり甘くならないでよ…。
心臓の音が気付かれちゃう…。
「…はい、どうぞ」
受話器を取って話す悠斗の横顔を見ながら私は高鳴る胸を掌でギュッと押さえた。
そんな私の隣に大きなワゴンが入ってきて美味しそうな料理が次々とテーブルに並べられていく。
白身魚のホワイトソースがけをメインに、ふかふかとやわらかそうなパン、香ばしい香りを漂わせているスープ。
色とりどりの野菜のサラダと、オレンジ色の艶々した桃にクリームがたっぷり添えられているデザート…。
美味しそう…。だけど、今、私、食事どころじゃ…。
呆気に取られる私の顔を見て、悠斗はクスッと笑った。
「食べよう。
…楽しみは後にとっておこう」
そう言って、パチリとウインクした。
…うわ。
もう、やめてよ。
まともに顔を見られなくなるでしょ…!
キザなセリフにウインクなんて、普通に見たらドン引きしそうな仕草が普通に似合うなんて、悠斗くらいじゃないかしら…。
ビックリした、あまり甘くならないでよ…。
心臓の音が気付かれちゃう…。
「…はい、どうぞ」
受話器を取って話す悠斗の横顔を見ながら私は高鳴る胸を掌でギュッと押さえた。
そんな私の隣に大きなワゴンが入ってきて美味しそうな料理が次々とテーブルに並べられていく。
白身魚のホワイトソースがけをメインに、ふかふかとやわらかそうなパン、香ばしい香りを漂わせているスープ。
色とりどりの野菜のサラダと、オレンジ色の艶々した桃にクリームがたっぷり添えられているデザート…。
美味しそう…。だけど、今、私、食事どころじゃ…。
呆気に取られる私の顔を見て、悠斗はクスッと笑った。
「食べよう。
…楽しみは後にとっておこう」
そう言って、パチリとウインクした。
…うわ。
もう、やめてよ。
まともに顔を見られなくなるでしょ…!
キザなセリフにウインクなんて、普通に見たらドン引きしそうな仕草が普通に似合うなんて、悠斗くらいじゃないかしら…。