俺様婚約者~お見合いからの始まり~
後ろから羽交い締めにされているため逃げる事も出来ずに、ただ、彼にされるがままになる。

「…やっ…」

彼は私の耳からすっと唇を離すと艶のある声で囁いた。

「…百合子…、脱いで…。風呂に行くよ?」

「……」

言い返す気力もない私の身体に悠斗の手がそっと伸びてくる。

「やだっ…」

身体を捩るが全く通用しない。

「や、やめてよ…!」

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