俺様婚約者~お見合いからの始まり~
それから悠斗は私の両手首を掴んだまま、動きを止めてじっと私の身体を凝視した。

「や…っ。見ない…で」

私はギュッと目を閉じて恥ずかしさから逃れようと身体をよじる。

「俺の…ものだ」

彼は一言呟くとそのまま私に唇を寄せてきた。


またしても熱い彼の体温に包まれていく。




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