俺様婚約者~お見合いからの始まり~
「悠斗!…悠斗!待って!」

彼はゆっくり歩いている筈なのに小走りしても、ちっとも追い付かない。

…もう、待ちなさいよ!

言い逃げなんて、許さないわよ!!

絶対、さっきの言葉の真相を暴いてやるから!!

バタン。

悠斗が車に乗り込んだ。

「あっ!悠斗!」

そしてエンジン音が鳴る。

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