俺様婚約者~お見合いからの始まり~
すると突然、彼の唇が私の頬に一瞬、ふわりと触れてきた。

…きゃ…!

呆気に取られて彼を見上げる。

私を見下ろし悠斗はニヤリと笑った。

「おやおや、これは相当待ちくたびれていた様だ」

「悠斗、百合子さんをお前の部屋にお連れして何か飲ませてあげなさい」

「はい、そうします」

悠斗はそのまま部屋を出ようとする。

彼に手を引っ張られながら私が最後に一瞬振り返るとお父さん達はニコニコと笑いながらこちらを見ていた。




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