俺様婚約者~お見合いからの始まり~
私がそう思いながら俯くと…。

「ふぅん。…なかなかいいんじゃない?」

意外な言葉が聞こえた。

「え…?」

私が驚いて顔を上げると悠斗は立ち上がってわたしの目の前まで来ていた。

そして私の周りをくるくる回って前からも後ろからも私を観察して「うん、うん」と頷いている。

「あの…?」

私が恥ずかしいからあまり見ないで、と言おうとした時…。

「よし、まずはこれだな」

そう言うと着付けの女性に「これと同じものを新調してもらえるかな」、とあっさり注文してしまった。



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