俺様婚約者~お見合いからの始まり~
「俺は、まだ君の事をあまり良く知らないし、君もそうだ。

だけど、百合子と結婚すると決めた以上は、他の女性とどうにかなろうだなんて思わない。

結婚とはそういう契約だろ。」

…ん?…最後の一言が心にチクリと刺さる。

契約…。そうなの?

その程度の気持ちなの…?

私は指に輝くダイヤモンドを眺めて呆然としていた。

「だから百合子も他の男と仲良くしようだなんて思わない事だな。

…それ…、外すなよ」

…何か違う…。

私が欲しいのは、大きな花籠でも光輝くダイヤモンドでもない。

自分はどうしたいのだろう。

無性に腹が立ったり、イライラしたり、ドキドキしたり、昨日から自分でもよく分からない気持ちを持て余している。




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