俺様婚約者~お見合いからの始まり~
黙ったままの私に悠斗は、はあ、とため息をひとつついた。

「…そんなに…俺が嫌なのか?
…じゃあ…、鹿島社長に俺から話してみるか…。

…仕方ないな、俺だけがその気でも…」

はい?…あれ…、話が反れてきた様な…。

え?結婚やめるって事?

いや、そうじゃなくて…。私が言いたいのは…。

「あの…、そうじゃなくて…」

「ん?」

突然話しだした私を悠斗が見つめる。

でも、何て言えばいいのか自分でも分からない。

「あの、嫌じゃ…、ないわよ。」

「え?」

ぎゃー、何て言おう?!

「あの、嫌な訳じゃないの、何だか違和感があって、」

「…違和感?」

「契約だとか、会社だとか…、好きじゃないとか…」

うわ、うわ、私、何を言うつもりなの?!

「と、とにかく、わ、私はやめないわよ!」

「は?」

「あなたとの結婚!」

「え?……?それって、どう…」

「あなたは私と結婚するの…!」




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